子どもでも大人でも朝ごはんは一日のスタートのエネルギー摂取に必要不可欠です。
体を動かす筋肉は、皮下脂肪を分解してエネルギーに変えますが、脳のエネルギーはブドウ糖です。
ブドウ糖は肝臓に蓄えられますが、一日の活動量としては不十分で補給できるのは食事のみです。
ことに朝食には、体と脳のためにもっとも重要な食事といえます。
残念なことに、飯豊町でも朝食を食べずに登園・登校する子どもたちがいます。
朝食欠食率統計(平成22年度調査)
幼児(幼稚園・保育園) | 10% |
小学生 | 6% |
中学生 | 11% |
町では、食育推進計画の数値目標として、平成25年度までにそれぞれの数値の半減を目指しています。
◆ 朝ごはんを抜く主な理由
理由 | 原因 |
食べる時間がない | 夜更かしして起きられない |
食欲がない | 夜遅くに間食して空腹にならない |
ダイエットをしている | 食べないことでやせると思っている |
食事を用意してくれない | 保護者の問題 |
◆ 朝ごはんを食べないと
・勉強や仕事に集中できない
・力がでない
・立ちくらみがする
・イライラしやすくなる
・便秘になりやすくなる
・太りやすくなる
などの症状が出ます。
朝食の欠食は、身体の健康や成長の妨げ、成績の低下など大きな影響が考えられます。
保護者が子どもの食生活を管理して改善しましょう。
◆ 中学生に多いダイエットを理由にした朝食抜き
「食べない=やせる」と安易に考え、朝食を抜く子どもが中学生にいます。
それは大きな誤解です。
◆ 朝食には炭水化物を
脳のエネルギーになるブドウ糖は様々な食品に含まれますが、ごはん、パンなどの主食に多く含まれます。
そのほかに肉や魚、卵などのたんぱく質類、野菜や果物などがあれば完璧な食事です。
朝起きられない、朝ごはんを食べる時間がない人には、おにぎりがおすすめです。
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